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仕事では使っていない人の57.8%が、私生活ではAIを使っている——844名調査が映す「持ち込めない」の正体

2026-09-07 AI活用業務効率化

家では調べ物の整理や文面の下書きにAIを使っているのに、会社の仕事では開いていない。そういう人は少なくないはずです。

これが個人の温度差ではなく、そこそこの割合で起きていることが数字で出ました。

未導入の人の6割近くが、私生活では使っている

株式会社マネーフォワードが2026年8月31日に公表した「人事労務における生成AI活用の実態調査」は、勤務先で人事労務関連の業務に従事している、または従事した経験のある844名を対象にしたものです。調査は2026年7月にインターネットで実施されました。

勤務先で生成AIを導入・活用していると答えたのは49.9%(421名)、導入・活用していないと答えたのは32.8%(277名)でした。

注目したいのは、この「していない」277名の内訳です。

未導入と答えた人の状況割合
私生活では生成AIを利用している57.8%
社内の他業務では生成AIを利用している34.3%

未導入層の6割近くが、業務外ではすでに使っています。3人に1人は、同じ会社の別の仕事でなら使っている。触れたことがないから使っていない、という説明は当てはまりません。

環境の差は、たしかに大きい

もちろん環境の差はあります。同じ調査で、従業員10名以下の企業の導入率は26.3%、1,001名以上では78.3%でした。3倍近い開きです。

この部分は個人の努力でどうにかなるものではありません。会社が契約していないツールを勝手に持ち込むのは、そもそも避けるべき行動です。

ただ、規模の差だけで説明が終わらないことは、さきほどの57.8%と34.3%が示しています。手元に道具があり、隣の仕事では使えている。それでもこの業務には入っていない。差はそこにあります。

止めているのは「正確性への不安」

未導入と答えた人が挙げた理由の最上位は、出力の正確性への不安で43.7%でした。

同じ質問を導入・活用している層にすると36.6%です。使い始めた人の側でも、3人に1人以上は正確性に不安を持ったまま使っている。不安が消えてから始めた人は、そう多くないということになります。

実際に使われている業務も、それを裏づけています。活用領域の上位は議事録作成など43.2%、社内規定・マニュアル作成39.9%。どちらも、AIが下書きを作り、人が読んで直す形の仕事です。効果の実感は、コスト削減41.6%、業務負担の軽減39.9%、文章品質の向上39.7%と並びました。

私生活の使い方を、仕事に1つ移す

やることは、新しい使い方を覚えることではありません。すでに家で回っている使い方を、仕事側に1つ移すだけです。

3つ目が要です。正確性への不安は、使わないことでは減りません。確認の手順が決まっていない状態で使うから不安が残る、という順番のほうが実態に近いはずです。逆に言えば、確認の型が決まった作業から順に移していけば、不安は範囲の問題に変わります。

環境は動く。先に移した経験が効く

同じ調査では、今後この領域への投資を拡大する予定だと答えた割合が89.1%でした。会社側の環境は、いずれ整う方向に動きます。

そのとき差になるのは、道具が来てから考え始めるか、すでに「この作業なら渡せる」と言える手持ちがあるかです。

今週の仕事から、家でうまくいっている使い方と同じ形の作業を1つ選ぶ。確認の手順を決めてから渡す。57.8%の側にいるなら、移す材料はもう持っています。

Blue Aegis株式会社は、規制対応を検証可能にする技術を研究開発し、その成果を特許として保有・提供しています。規制対応でお困りの場面がありましたら、判断がつかない段階でもご相談ください。

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一次出典

本稿は公表資料に基づく整理であり、法的助言ではありません。